おへんじと日記

マシュマロにいただいたメッセージのお返事をさせていただくためのページです。たまに日記も書きます。

9月6日の記録②

わたしたちの住む北海道で最大震度7地震が起きた。

すぐに消えてしまった電気。

立て続けに起こる余震。

なにもかも、いつもとは違った。

 

LINEを利用してスタッフの安否を最優先に確認した。

一人暮らしの学生ばかりなので一番心配だった。

いつもは会社のLINEなんてやめちまえ!!!!!

と文句ばかりたれていたわたしだがこの時ばかりは感謝した。

ほとんどのスタッフがLINEを利用していてグループを作っていたので

すぐに安否確認ができた。LINE便利だな~。

 

深夜ではあったが、店の近くに住んでいた社員が店の状況を確認しに行ってくれ

写真を送ってくれた。

 

なんだこれ

 

床が埋まるほど棚から商品は落下していて、什器もまがっていて

確実に人がいたら怪我をしていたと思う。

閉店時間に起きてよかったのかもしれない。

 

わたしもすぐに復旧作業に向かいたかったが、

わたしだけ職場まで距離があり、信号のついていない道を車で走るのは危険、

結局電気が復旧するまでの2日間自宅待機となった。

いつものわたしなら休みだーー!!わーーー!!

となっていたかもしれないが、この時ばかりはなにもできなくて悔しかった。

 

安否確認が終わってほっとしたのか昼間に少しだけ寝れたと思う。

3時ごろまた起きて、すぐに電気が復活していないか確認した

が、スイッチをいれてもうんともすんともしなかった。

居間にいくと母がご飯支度をしていた。

暗い時間ではできないから。

炊飯器が使えないから祖母が鍋でご飯を炊いてくれた。

近くに住んでいた叔母さんが赤飯を炊いてくれた。

みんなが力を合わせている気がして、

こんなときにこう思うのは変かもしれないけれどなんかいいなあって思えた。

気がめいっていたのかお腹もすいてないしご飯は、あんまり味がしなかったけれど

でも全部食べた。

 

そうこうしているうちに暗くなってきた。

うちに懐中電灯はあるけれど停電期間は当時一週間と発表されていて

そんなにずっと使っていられない。考えた。

 

「庭に差してるソーラー電池の電気使えるんじゃない・・・?」

 

わたしは仕事の関係で深夜に帰ってくることが多く、

わたしが帰り怖くないように、と父が庭にソーラー電池で光るライトを

何個も設置していてくれた。

わたしは照れ隠しで「なんだこれwwww」とばかにしていたけれど、

こいつぁ使える!!!!!!!!!!!

 

ソーラーだから昼間外に置いておけば充電できるし切れる心配もない。

家の各所に設置した。

トイレとか正直怖かったのでよかった!

祖母も安心していた。ありがとう、父。

 

にしても暇。

携帯の充電も大切にしないといけないし、電波塔の充電がきれたのか

ネットも繋がらなくなってしまった。

本を読むにも暗くて読めないし

絵も暗くて描けない・・・・。

そもそもテレビがつかないので周りがどうゆう状況なのかまったくわからなかった。

被災地にいるひとたちってこうゆう気持ちなんだって思った。

ラジオから流れる音楽が気を紛らわしてくれた。

不謹慎だとか言って周りは自粛したりするけれど、

実際現場にいる人たちは実はそうは思わなくて、

いや、中には不謹慎と思う人もそりゃあいるかもしれないけれど

むしろそれに癒されて力を貰っている人もたくさんいると思う。

わたしはそうだったよ。

 

まあ~~~!しっかし、暇すぎて真っ暗な街をじっと見ていた。

星がものすごくきれいなことにきづいた。

こんな星空、見たことなかった。

細かい星までよく見える!!!すごい!!!

すぐに外に出て家族全員で星空を見た。

天の川みたいのもみれて感動した。

だけど誰一人星座がわからず、テキトーに星座をつくって遊んでいた。

大の大人がなにをしているんだか、というかんじだけど

仲のいい家族でよかったと思う。

 

9時過ぎて、暇だし寝ることになった。

ほとんど寝ていないので眠いはずなのに寝ようとすると余震がきて起きてしまい

なかなか寝付けなかった。

布団の上でぼ~っといて目をつぶると怖いことばかり浮かんで

つい携帯を開いてしまって充電がへっていって不安な気持ちばかりが増えていった…。

 

あ、デレステの10連…

これくらいいよね!と思って引いたけど

 

 

SSRは当たらなかった~~~!!!wwwwwwwwwwww

 

人生は甘くない。

 

気づけば日が出ていた。

今日も眠れなかった。

今日は電気つくのかな…。

 

期待と不安の2日目が始まった。